図書室より 新着本情報(8月)

 

8月の新着本の紹介です。

*ボーダー 移民と難民  佐々涼子  集英社

難民の受け入れ改善のために闘い続ける「難民弁護士」の奮闘の日々を、日本語教師として在留外国人と関わった自身の体験と、10年越しの取材を通して綴っています。著者が大学の同窓生で、難民支援に奮闘する弁護士と再会し、入管収容施設に拘束され、強制送還される難民たちを目の当たりにするところから話は始まります。希望を持って来日した人を、偏見によって受け入れない日本の現実に気付かされます。

冒頭と終わりにアルペなんみんセンターのことが記載されています。鎌倉市十二所の(旧)黙想の家を訪れたことのある方は多いと思います。今は鎌倉市で最も注目された場所になっています。事務局長の有川さんが何度も登場するので応援したくなります。

 

*死は人生で最も大切なことを教えてくれる  鈴木秀子  SBクリエイティブ

シスター鈴木秀子の著書は大船教会に10冊以上も蔵書しています。シスターのことはエニアグラムでビジネスの世界でも有名です。本著作は数多い著書の中の最新のものです。

二度と会えないと思うだけで、すべてが愛おしくなる、とはなかなか思いつかない発想です。世界中の死にゆく人たちからの相談が絶えないシスターが、死とのよい向き合い方と、その時に死が教えてくれることを、実際にあった話を通して優しく伝えてくださいます。

(本書より)死とのよい向き合い方と、その時に死が教えてくれることを、実際にあった話を通してやさしくお伝えします。死への恐怖・不安・悲しみが和らぐお手伝いもできればと思っています。また、死が教えてくれる「よりよく生きるヒント」を簡単に実行に移せるための「簡単な心がけ」もご用意しました。 


【図書室係からお知らせ】

図書室の開放ルールを見直しました。以前のお知らせで「自主管理」と宣言しましたが、毎週日曜日の10時30分から11時30分をコア時間として、係メンバーが図書室の鍵を開けることにしました。聖堂の階段に「図書室は開いています」表示板を出し、開放状態が一目で確認できるようになっています。その他時間帯の「自主管理」も継続します。