典礼コーナー

―ミサの素晴らしさを再発見する機会となることを願って―

日本カトリック典礼委員会委員長 白浜満司教(広島教区)

 

―新しい「ミサの式次第」の実施に向けて― カトリック新聞11月28日号より

  • わたしたちが現在使用しているのは、1978年12月25日発行の『ミサ典礼書』です。新しい「ミサの式次第」等は、この典礼書にある式次第及び第1~第4奉献文を、2002年3月発行のラテン語規範第3版に準拠して改定したものです。
  • 『ミサ典礼書』の全体的改定作業はまだ道半ばですが、典例刷新を進めるため、認証されたところから実施していきます。来年の待降節第1主日からです。
  • 約1年半の移行期間を設けたのは、
    • ①新しい「ミサの式次第と第1~第4奉献文」の変更箇所の説明会の実施
    • ②式文の歌唱のための現行旋律の編曲や新旋律の作曲
    • ③新しい儀式書の発行
    • ④会衆用の式次第の発行 などの諸準備が必要とされたからです。
  • 新しい「ミサの式次第と第1~第4奉献文」の儀式書は、来年の9月末の発行を予定しています。
  • コロナ禍でミサに参加できない日々が続いてきた昨今にあって、新しい式文に込められている意味の深みを改めて味わいつつ、ミサの素晴らしさを再発見する機会となることを願っています。