聖アンナ、私たちのために祈ってください。

大船教会では7月に入ったらやはり守護の聖人である聖アンナの祝いです。今年も去年と同じようにパーティを開くことができませんが、それはこの祝いの霊的な意味を深める機会でもあると思います。

勿論、大船教会は主なる神に捧げられています。信仰の共同体として集まって、主に最高の礼拝といけにえであるごミサを捧げる場として、またキリストのご聖体を安置して常に祈る為に奉献された聖なる場所として捧げられています。それと同じように私たち個人としても共同体としても洗礼によって主なる神に捧げられた身になっています。三位一体以外は命や恵みの源が何一つありえないからです。

 

でも主なる神はその限りない慈しみを持って、ご自分の愛に応えて聞き従う人に永遠の命だけではなく、栄光もお与えになります。すなわち、誰からも影響を受けることがありえない主なる神ですが、自らその祈りを聞き入れることによって聖人たちをご自分の救いのみ業の協力者に立てています。このことはキリスト以前のユダヤ人の中で信じられていました。例えばマカバイのユダは重要な戦いの前に亡くなった大祭司オニアを夢で見ました。そして

 

「そのとき、白髪と気高さのゆえに際立ったもう一人の人物が現れたが、彼の周りには驚嘆すべき威厳が漂っていた。するとオニアが『この人こそ、深く同胞を思い、民と聖なる都のために不断に祈っている神の預言者エレミヤです。』と言った」2マカバイ15:13-14

 

その意味で私たちは聖アンナの取次を願う時、聖アンナに栄光を与えたいと望んでおられる主のみ心に適うことをします。今年の聖ヨセフの祝いもそうでした。ご聖体のうちに現存しておられる主イエズスに祈ることは何よりですが、主イエズスご自身は私たちが聖母マリア、聖ヨセフ、聖アンナに祈ることも喜ばれます。その為に納骨堂内の聖母のご像の隣に、納骨堂に行く通路の右側壁の凹みにある聖ヨセフのご像の隣に、教会入り口の右側壁の凹みにある聖アンナのご像の隣に祈りのカードを置いて頂いてそこも祈りの場所にして頂ければと思います。

 

去年と同じように今年も聖アンナを祝う為に聖アンナに対するノベナをお勧めします。今年は7月17日(土)から25日(日)までです。去年その祈りのカードを配りましたが、欲しい方の為に聖アンナのご像の隣に置いてあります。

 

(『聖アンナに対するノベナ』をこちらに載せました)