図書室より 新着本情報(5月)

 

4月に図書室に入った新刊をご案内します。

  • イエスの福音への招き  岡田武夫 星雲社
    「神は存在しているのか」、「なぜこの世に悪が存在しているのか」、「イエスの復活」、「平和の本質と実現」など、これら説明しがたい問題についての試論。この世に生を受け、数々の苦難を体験し、やがて死を迎える人の一生の中で、イエスという人の存在と生涯はどんな意味を持ち、どのような支え、助けになり得るのか。人生に何らかの光や意味を見出す道案内となる書。

  • エマオへの道で 主日の福音・説教集  寺西英夫 教文館
    叙階60年記念説教集。『カトリック生活』に連載された37編。個々の話は見開き2ページの短いものであるが、読み終わると安堵にも似た喜びが広がる。深い納得へ誘う珠玉の言葉が並ぶ。「イエス彼自身がいわば『歩く神の国』である」、「その神の国とは『小さな者の一人でも滅びることをお望みにならない』天の父の愛の支配にほかならない」、「もしイエスが、あの大津波の現場に立たれたなら、必ずや滂沱の涙を流されたであろう。」「神に愛され、選ばれるということは、人びとの救いのために、特別な多くの苦難を担うこと。」等々。
         
  • 悠遠の人 高山右近  塩見弘子 ドン・ボスコ社
    「カトリック生活」に4年にわたって連載された。著者は右近に縁のあるすべての場所に足を運んで、彼が神に決定的に出会い、揺るぎない信仰者になった道筋を訪ねてゆく。時の為政者であった信長、秀吉、家康の3人から身の処し方を問われ、その都度デウスへの道を選んだ右近の信仰。「殉教とは死を望むことでも、死に急ぐことでもなく、いつも私たちをじっと見つめておられる、あの悠遠のまなざしに帰っていくこと・・・」。

  • 【絵本】3本の木  
    文:アンジェラ・E.ハント 画: ティム・ジョンク いのちのことば社
    何代にもわたって語りつがれてきたアメリカ民話。「むかし、ある山のてっぺんに3本の小さな木があって、それぞれしょうらいをゆめ見ていました。」
    3本の夢は、やがて思いがけないかたちで実現する。