図書室より 新着本情報(2月)

 

2月に図書室に入った新刊をご案内します。

  • 聖書 聖書協会共同訳(旧約聖書続編付き 引照・注付き)  日本聖書協会
    昨年12月に刊行された31年ぶりの翻訳。1987年の「新共同訳」の改訂版ではなく、7年をかけて原文から新たに翻訳された。主要な目的を教会での礼拝における使用とし、礼拝での朗読にふさわしい、格調高く美しい日本語訳を目指したという。図書室で一度手に取ってご覧下さい。

  • 始まりのことば 聖書と共に歩む日々366  片柳弘史 教文館
  • 聖書を読んでみたいけど、全部はちょっと難しいという方にぴったり。一日1ページの日めくり形式で、聖書のことばが数行紹介された後に、神さまとの出会いと愛へと導くごく短い説教が付けられている。聖書本体を開いてみるきっかけになるかも。『こころの深呼吸』の続編。

  • キリスト教の精髄  C. S. ルイス 柳生直行 訳 新教出版社
    C.S. ルイスの『ナルニア国ものがたり』には、どの巻にもキリストの化身のようなライオンが登場する。小説家であっただけでなく、イギリス国教会の信徒伝道者でもあったルイスには宗教的な著作も多い。これは当初ラジオで放送されたものに加筆したもの。キリスト教内部で論争となるようなトピックスにはあえて触れずに、「自分の信仰」ではなく、厳然として存在し、自分の生まれるずっと前から、厳然として存在し続けている「まじりけのない」、「水増ししていない」キリスト教について説いている(原題は Mere Christianity)。放送講演だけあって親しみやすい口調ではあるが、きわめて論理的な話の運び方はさすが西洋人だと思いしらされる。