1月に図書室に入った新刊をご案内します。
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愛 ― マザー・テレサ 日本人へのメッセージ 女子パウロ会
マザー・テレサは繰り返し語る。平和について、家庭について、「神さまがわたしたち一人ひとりを愛しておられるように、お互いに愛し合う」というイエスが伝えた福音について。貧しい人、見捨てられた人に目を向けるようにと。1981年、1982年の来日時の講演会、講話、記者会見、対談などが収められている。
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カトリック・サプリ2 生き方をインスパイアする25の話
カトリック・サプリ3 人生に希望の種を蒔く25の話
竹下 節子 ドン・ボスコ社
雑誌「カトリック生活」に連載中のコラム。著者はフランス在中のカトリック史家。キリスト教的、比較文化的な観点から執筆活動を行っている。日常のエピソードから展開してカトリックの神髄にせまる話に、なるほどと思わせられる。聖書を読む新しい観点、日本にいては気がつかないこと、クスリと笑える小話など、2ページほどの短いコラムに考えるヒントがつまっている。
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受胎告知 絵画でみるマリア信仰 高階 秀爾 PHP新書
聖書でわずか1ページにも満たない、一瞬の出来事。登場人物はマリアと天使のガブリエルただ二人。しかしこの場面は多くの画家にインスピレーションを与え、数えきれない《受胎告知》の絵が描かれてきた。それらを美術史的、あるいは図像学的観点から解説し、画家たちの名作の秘密や背景にも迫る。新書本ながら図版はすべてカラーの美しい本。