図書室より 新着本情報(9月)

 

9月に図書室に入った新刊をご案内します。

  • 聖書の成り立ちを語る都市 ~フェニキアからローマまで~ ロバート・R.カーギル 白水社
    聖書の成立に重要な役割を果たした各都市(フェニキア、ウガリト、ニネヴェ、バビロン、メギド、アテネ、アレクサンドリア、エルサレム、クムラン、ベツレヘムとナザレ、ローマ)に順に焦点を当て、最新の学説を紹介しながら、聖書の執筆、編集の過程と作成者の意図を探っていく。わかりやすい言葉で書かれた聖書学入門書。

  • なぜこの道を 17人の司祭の手記
    続・なぜこの道を 17人の司祭の手記  女子パウロ会
    生まれながらに神父になることを定められていた人、思いがけず神父になることを勧められた人、大人になってから洗礼を受け、退職して神学校に入った人、病を通じて召し出された人、嘱望されてなった人、あるいは家族の無理解と戦いながら司祭をめざした人。きっと神父さまの数だけのドラマがあるのでしょう。

  • 天正遣欧使節  松田毅一 講談社学術文庫
    松田毅一氏は戦国時代から江戸時代初期の日欧交渉史を専門とする歴史学者。フロイスの『日本史』の訳をはじめとする50冊をこえる南蛮学の著書のなかで、本人が一番愛着があるというのがこの本である。生まれ故郷から始めて、彼らがたどった道乗りをひとつひとつたどりながら、400年前に西洋に渡り、華やかなキリスト教文化に触れた少年たちに思いを馳せていく。