図書室より 新着本情報(2月)

 

2月に図書室に入った新刊をご案内します。

 

  • キリスト教とは何か⑩ どん底こそ希望の起点  粕谷甲一著 女子パウロ会
    キリスト教の過去の「国家主義的」な、あるいは「支配による」宣教の反省をふまえて、新しいアジアの宣教を考える。「価値あるものはただ愛だけ」という聖テレーズの言葉、フェリーニ監督の映画《道》に見るジェルソミーノの「愛」、H.ナウエンの「イエスの心で判断する」神学。考えるヒントに満ちた一冊。

  • カルメル山登攀  十字架の聖ヨハネ著 奥村一郎訳 ドン・ボスコ社
    奥村一郎訳の新版。昭和28年出版のペドロ・アルペ師、井上郁二共訳の古い本の差し替えとして購入しました。ただ一筋に神に恋い焦がれた十字架の聖ヨハネ、「天上の、神の香りに満たされた人」(アビラの聖テレジア)。『暗夜』の詩を解説しながら、愛の完成のために、全存在をかけて神を望む愛の教説が展開される。