10月に図書室に入った新刊をご案内します。
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「イエス伝」 若松英輔 中央公論社
「イエスが語りかけたのはまだ信者でない人々であった。福音書は異教徒のために書かれたのではなかったか。」
さまざまな方向から投射された批評家によるイエス伝。イエスと出会った先人たちのコトバをてがかりに聖書を読み、誰の前にも心を開き、今も私たちの傍らに生きるイエスを描いている。
- 「弱さと神の慈しみ― テレーズとともに生きる」 伊従信子訳・編 サンパウロ
- 神の愛の包まれて、自分の弱さを「うぶ毛の小鳥」と自覚していたリジューのテレーズ。父なる神に幼な子のような信頼を持ちつづけたテレーズのことば集。自叙伝や手紙、『最後の言葉』などからの抜粋。
- 【絵本】「ちいさなてんしのおくりもの」 伊従信子訳・編 サンパウロ
生まれたばかりの赤ちゃんに、みんなはすばらしいプレゼントを用意していました。小さな天使のアステルはいったい何を贈ればいいのでしょう。宇宙服を着た天使がモニターで地上の様子を見ています。
- 【絵本】「クリスマスのちいさなかね」 (絵)R.クレンツァー 女子パウロ会
ベツレヘムの少女ラヘルが見つけた小さな銀のかね。だれかにプレゼントしたいな。母のいないラヘルとマリアさまの暖かい会話と、かねの澄んだ響きがこころに残ります。