いつくしみの特別聖年(いつくしみとあわれみ)

 教皇フランシスコ様が書いた「イエス・キリスト、父の慈しみのみ顔」を読んで、感動しました。感動したところを紹介したいと思います。

 

 イエス・キリストは御父の慈しみのみ顔です(5ページ)…御父がイエス様を通して、現れる、すごいことだと思います。出エジプト記にこのように書かれています。主は彼の前を通り過ぎて宣言された。「主、主、憐み深く恵みに富む神、忍耐強く慈しみとまことに満ち、幾千代にも及ぶ慈しみを守り、罪と背きと過ちを赦す。しかし罰すべき者を罰せずにはおかず、父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも問う者(出エジプト記34章6節~7節)

 

 特別聖年が始まったのは12月8日、第二バチカン公会議が終わって50周年の日です。バチカン公会議が、近代社会の中に、すべての教会の窓を開けて外の新鮮な空気を入れたおかげで、ミサが大分変りました。たとえば聖書朗読が2つから3つになり、ご聖体をいただくために夜中の0時から断食をするのではなく、聖体拝領する1時間前から断食するようになりました。

 

 教皇様は特別聖年の待降節第三主日にローマのサンジョバンニ・イン・ラテラン大聖堂の聖なる扉を開きました。どの教会も扉を開けて人々を迎えています。いつくしみと憐みの意味は、イエス様が人を許しなさいとおっしゃっているのです。十字架につけられ、死の苦しみのさなかにも、「父よ彼らをおゆるしください。彼らは自分らが何をしているかわからないのです。」とおっしゃいました。彼らとは誰ですか? イエス様の死を望んでいた大祭司、ファリサイ派、律法学者、イエスを39回鞭打ったローマ兵たち、イエスを馬鹿にするため、イバラの冠をかぶせた人たち、その人たちをゆるす力はどこからきたのでしょうか。

 

 クリスマスの日に生まれてくるイエスさまは永遠のいつくしみを示す方です。わたしたちキリスト信者はイエス様の精神をいただいて、新年を迎えたいと思います。皆さん、良いクリスマスを迎えてください。