御誕生祭:クリスマス

 待降節が始まりました。もうクリスマスがまもなく来ます。お店や民家がきれいに飾られて美しくなります。信者の皆様はクリスマスのことを詳しくご存知ですが、その前、つまりマリア様が住んでいたナザレを出てベトレヘムに向かって旅をすることについて考えたことがありましょうか。聖書はそれについて何も教えていません。わたしたちの想像に任せられています。それについて考えましょう。


 マリア様はおいくつだったでしょうか。もしかしたら15歳くらいだったかもしれません。ナザレからダビデの町、つまり、べトレヘムまで100キロの距離がありました。主に田舎の道であって、マリア様のご両親は絶対に一人でいかせてくれなかったでしょう。夫のヨセフ様と一緒にいかせたでしょう。しかし、マリア様の胎児が大きくなり、もう8ヶ月か9ヶ月近くなっていたでしょう。大変な旅だったでしょう。多分ヨセフ様はロバを友達から借りて、マリア様をその上にのせたでしょう。しかし、ベトレヘムまでの道は全部平らではなく、山の道もありました。マリア様のお体がよく揺れたでしょうね。また、一日に長い距離を歩くことができなかったでしょう。何日間かかったでしょうか。マリア様が疲れると、子供の出産がはじまるという心配があったでしょうね。とにかく、確実に大変な旅でした。また、ベトレへム町に知り合いの方はいなかったでしょう。宿屋を探し、部屋が空いたところを尋ねるしかありませんでしょう。皆様がご存知だと思いますが、その時期に長い旅をしなければならなかったのは、ローマ帝国の命令があって、税金を集めるためにユダヤ人の皆が登録する義務があり、すると、ベトレヘムに集まった人が多かったのでした。それで世の救い主が貧しい馬小屋にお生まれになったようです。とにかく子供が無事に生まれたことでマリア様が大変神に感謝していたでしょう。子供の出産のとき、近くに住んでいた夫人が手伝っていたかどうかは書いていません。わたしたちが天国に行ったらマリア様に聴いてみていいでしょうね。

 

 大船教会のお母さんたちが考えてください。ベトレヘムまでの旅などを考えてください。わたしたちの救いがそのように大切にされていました。